感想文(Ver0.01)

全部見る

マリア様がみてる(今野緒雪/集英社)
とりあえず借りた巻までの感想ね。
 上級生が下級生を1人「妹」にすると言う制度のある女子校で、レズっ気のある主人公が憧れのお姉さまに見初められる話。基本的に淡々と学園生活を送る感じ。

 まあやはり「姉妹」制度はなかなかよく出来ています。システムとしてはかなり破綻的なところもありますが(生徒会が半ば世襲制になったり部長すら世襲制に・・・)。
 何より普通は先輩後輩といった程度のつながりしかない縦の構造を姉妹という1対1の結びつきをさせることで人間関係が非常にがっしりしたものになってると思います。結構多い主役級の人たちの人間関係がよく把握できます。
 が、個人的な嗜好として「お姉さま」と呼ばせるのは・・・。ロリなヒロインに主人公を「お兄ちゃん」と呼ばせるゲームとやってること変わらんなあ・・・。ちなみに後者も俺は嫌です。


 んでまだ薔薇さま卒業までですが暫定キャラ順位。

紅薔薇さま>由乃>白薔薇さま>静>黄薔薇さま>志摩子>その他

 まあやっぱ通して考えると紅薔薇さま1位ですな。努力の人でお世話さん。たとえ嫌われようとその人のためになることなら実行してしまう行動力が「真のボス」って威厳ばりばりですな。
 次に名探偵由乃。3巻以降全然活躍してないですが空回り気味な焼きもちっぷりは見ていて微笑ましいです。
 白薔薇さま。まあ当然の順位です。今までの話のシリアス部分ほとんどこの人・・・。
 後はまあ適当に。何がダメって紅蕾姉妹。主人公クラスのはずですがこいつらが俺的にだめだめなんでこの小説の評価が下がったりしてます。そんなところでどきどきするな。

 さー借りた本は全部読んだが続きどうするかね・・・。

テイルズ オブ ディスティニー2(/ナムコ)
久しぶりに辛いRPGした気がするなあ
 TOD1から18年後の世界で、元主人公の息子が親にあこがれて英雄になろうとする話。
レンズの中から出てきた「英雄を探しているの」少女に「君の探してる英雄は俺のことなんだ」と断言。
まあなんとか強引に少女を説得して一緒に旅をすることになりテイルズシリーズお約束の時間移動の旅へ。

 戦闘システムはまあ非常に面白いものはあり。
今回は一撃に隙がない代わりにSPゲージなる命中回避にかかわるゲージが攻撃ごとに減っていく仕組みで、無理をすれば何回でも斬れるのが面白かったり。
味方の晶術中には立ち止まってゲージ回復。
ただ、難易度HARDにすると戦闘が・・・雑魚でも2発で全滅・・・。
味方は画面左にいないとSPが半分+回復量が半分になってしまうため左にいないとダメなんですが、左端に追い詰められると敵の晶術に全員がかかってしまいハメ殺し・・・。
なんで今回はキャラが重なってくれるのかなあ・・・。

 んで、話。
まあ歴史の修正を試みる敵方の妨害って感じでTOD1の頃の話が補完されてたりと結構面白くはあり。
しかしボスが・・・。
なぜ奴はあんなに無意味に狂ってるのかなあ・・・。
もう少しあいつの思考の背景を語ってほしかった気が。
そこらへんが弱いのがディスティニーたる所以か。
ファンタジアのダオスみたいなかっこいい悪役がいいのに。

 キャラ順位。
ジューダス>ナナリー>ロニ>カイル>ハロルド>リアラ
 とりあえず戦闘メンバー6人の順位。
まあジューダス1位。というかこいつとシャルティエの話のためにこのゲームはあったといっても過言ではないかと。
次ナナリー。弓手。以上。
ロニ。こいつも最初から秘密を持ってるキャラでなかなかいい感じ。
カイルに妙に過保護だったのはこのせいかーと納得できる感じ。あと声が関俊彦。
ハロルド。どうでもいいのでこの順位。
リアラ。つーかカイルに対して「あなたは英雄じゃない」とかすましてどっか行ったくせに説得後はいきなりなれなれしくなる話の展開にびっくり。
認識の修正が追いつかず奴が発言するたびにむかついてた気が。
まあヒロインが大して好きになれないのもディスティニー・・・。

 ま、お勧めのゲームです。2周目するかは謎ですが。最短クリア目指してたからスカウトオーブもとってないしな〜。

Queen of Heart 99(/渡辺製作所)
今まででもっとも長く遊んだ同人ゲームだと思います
 もう死ぬほど遊び倒してるのですが。

 最近HELLモードのティリアをぶち倒せたので記念に書いておきます。ティリアとの対戦方法は1人プレーで1本も負けずにクリアですよ。ちなみに栄えあるHELLティリア撲殺第一号はちづるさんでした。

 まあ要約はLeafのヒロインたちが登場する格闘ゲーム、で十分でしょう。今までにやってきたどの格闘ゲームよりもコンボが簡単につながるので決まれば爽快です。
キャラが多いため自分の(戦法の)好みに合ったキャラが選べるのも良い点かと。

 まあぶっちゃけキャラ勝ちってのがありまくるんで弱キャラはよほど愛がないと。逆に強キャラも愛がないと使用を認めません。

 格闘ゲームの感想ってあまり書くことがないなあ・・・。以下好きなキャラ順に多少の解説でも。

 ちづる。
 「あなたを殺します」の鬼のお姉さん。瞬速・長リーチの鬼の爪と立っている敵もつかめる3000ダメージ確定対空技・小飛翔で中距離で敵を叩き落すタイプ。
吹き飛ばしも地味に使えるし何より最強技・投げ→すかしコンボによる6000↑ダメージが爽快です。初心者に使うと怒られそうではありますが。
 反面押されると弱いんだよなあ・・・。カウンター技が弱ぇ・・・。
 好きなコンボは中切り裂き→中切り裂き→EX切り裂き。

 せりか。
 無口な黒魔術使い。ゲージ使用ではあるが何回でも空中ダッシュできるのが魅力。
 行動がのろいがその分攻撃力が高く、普通のエリアルで3000超えてくれます。相手に必中するEX雷と無敵になれる風はダメージが極低なので削りにくらいしか使えません。
まあ思いっきり使いにくいキャラですが投げからは安定してダメージ与えられるし好きなら使えって感じで。初心者相手なら中雷出してるだけで勝てますが。
 好きなコンボはめくり空中ダッシュ中からのエリアル。

 コモードせりか。
 変身後。性能アップした空中ダッシュとリーチの長い鎌により攻撃力がさらに上昇。でも押されるとやっぱり弱い。
 低空ダッシュできる人なら攻め続けることだってできます。立ち小当てれば4000ダメージ確定ですし。余裕があればとどめはやはり3ゲージ消費の魔王召喚で。
 好きなコンボは・・・特にないなあ。

 はつね。
 最弱クラスに属するはずの鬼妹。しかし性能のいい叩き付けと当たり判定の小ささは結構使えると思うんですが。ちなみに押されると弱いですな(俺こんなんばっか)。
 エリアルできないうちは果てしなく絶望的な弱さですがジャンプ大の性能とそこからつながるエリアルを覚えると微妙にはめれます。破られても反撃されにくいのが魅力。
 好きなコンボはEXおたまからのエリアル→EXフライ返し。はつねはゲージたまりやすくて良いです。

 みずき。
 唯一のこみパキャラ。Party's Breakerの時のほうが強いのはまあしょうがないということで。可もなく不可もなくといったキャラ。不可はいっぱいあるか。バグチ対空技を持ってるので押しまくるだけのキャラには強い・・・はず。
 ダッシュ早かったりジャンプ小の出が早かったりするので結構押してもいけるキャラ。しかし隠しキャラの中では1、2を争う弱さな気がする・・・。
 好きなコンボは適当→こうげきV→EXこうげきV→ウィンディー。

 まー次点としてあおいとかコリンとかティリアとかさおりとかよく使うかな。元ネタにある程度左右されますねえ。

 まーこれを超える格闘ゲームが出てきてほしいものです。

Floralia 〜フローラリア〜(/XUSE)
べったべた〜
 花を育てることが三度の飯よりも好きな主人公の元に昔家庭教師をしていた女の人が教師として戻ってきて友達3人と主人公の家に転がり込んでくる話。が、メインはその教師どもではなく同級生・先輩・後輩との恋愛話だったりする。純愛をうたうわりにはプロローグでさっさと教師3人と関係もってるんだよなあ・・・。ま、エロゲの純愛は映画の全米No.1くらい信用ならないものだし。

 まずシステム。スキップ早い。これで画面切り換えも素早く出来たら言うことなかったのに。花の模様にグラデーションワイプがかかるのが結構お気に入り。

 そして肝心のシナリオですが。
 もうべったべた。これでもかってくらいお約束な流れに身を投じることができます。独白めいた所ではかなり文章が拙く思えたりしますがその他の所では良くぞここまで王道突っ走ってくれたぜ、って感じ。画面下に出る表情絵とかも旧世代っぽい雰囲気ですが慣れると気になりません。
 話のテンポもいいしキャラクターも出てるし、感動はしないけど楽しめる話だったとは思います。
 あ、一つだけ不満。序盤改行下手すぎ。最初のほうは読みやすさとかで改ページするなんて考えてもいなかったんだろうなあ。てか最後のほうは直ってるんだから序盤も直せよ・・・。

 シナリオ順位。教師どもシナリオは本当にサブなので除く。
 御文>由佳里>憂
 まあどれも面白かったと言うべきかもしれませんが。御文のシナリオが一番二人の付き合いの長さを象徴してて1番好きかなあと。プレーするまで御文はどうでもいいキャラだったんですが。

 キャラ順位。教師も含むか。
 由佳里>憂>御文>詩乃>鈴音>いずみ
 男がいいキャラいない〜。部長あたりもう少し頑張ってくれればなあ。
 でまあ何はなくとも生徒会長先輩です。言葉で表さずともいいや。
 憂は単なる同級生のわりに最後まで印象下がらなかったなあ。ある意味正ヒロインとしては強力なキャラかも(脇役好き)。

 というわけでべったべた甘々のストーリーが好きな人はお勧めです。サクラ大戦程度で苦しくなるような人には向きません。

水夏(/CIRCUS)
一番印象高いのは歌な気が。
 メインのあらすじは父親の死に目に田舎に帰ってきた男の話・・・かな。4章形式の話なのでいまいちまとめられません。

 不満はシステムで。とりあえずメッセージ飛ばしが遅い気が。あと、うちのパソでは時々表示が重すぎて動かないんですがどんな複雑な処理してるんだろう。2001年の作品だよな・・・?

 取りたてて何も言うことはなく。さっさと順位。シナリオ。

 1>2>4>3
 かなあ。というかどれもそんなに高くない感じ。1章が一番高いのは雰囲気に慣れていなかった分印象が高いのが原因かも。

 キャラ順位。

 さやか>蒼司>メデス>その他
 これぐらいしか好印象な奴がいない・・・。さやか以外ヒロインでもないし・・・。逆にいえばヒロインに負けるような脇役しかいないってことでもありますが。一番覚えている台詞はさやかの「さのばびっち、ばんごはーん♪」ですが何か?

 最初に書いたとおりOP曲以外本当に心に残りにくい話でした。OP自体がそれほどいいわけではありませんが。お勧めはしない方向で。

水月(/F&C)
もう初めにクリアしたほうのシナリオ忘れてるなあ。
 事故で記憶喪失になって腑抜けになった主人公を女の子たちが甘やかす話。としか感じられないのは穿ちすぎかなあ。一応メインは同じ夢を見る女の子の前世からの因縁の話のはず。

 絵については☆画野朗さんなので文句はなく。

 クリアしたシナリオは順に那波→花梨→アリス→双子→マリア→鈴蘭→和泉→雪。アリスから双子クリアまで2ヶ月(もっとか?)かかってますが途中で飽きたのは秘密です。

 シナリオ順位。
 那波>雪>花梨>鈴蘭>和泉>アリス・マリア・双子
 まあ最後はほぼ一緒の内容なのでまとめて。1位はメインシナリオだから当然として、雪のシナリオは一番「あれでいいのか?」と思った感じ。しかし花梨以外のシナリオでは主人公腑抜けのままでは・・・。

 キャラ順位。
 那波>アリス>花梨>庄一>鈴蘭>雪>和泉>マリア
 花梨はせめて和泉がいないか、もう少し馬鹿じゃなければ・・・。せっかく弓キャラなのにこの位置ってのはなあ。まあ一番少女漫画してるキャラです。アリスは最後まで強気の姿勢を崩さないのでシナリオの割りに印象いいなあ。庄一(男だ)は多少都合よすぎかもなあ。

 しかしこの脚本書いた人、よほどおもらしが好きなんだろうなあ。まさか全シナリオでさせるとは・・・。まあ1本のゲームで自分の性癖判断されちゃ嫌でしょうが。

 お勧めはあえてしません。シナリオがやはり抽象的かと。原画家のファンでなければする必要はなし。あ、あとおもらしが好(パケロス)

Colors 全4巻(啄木鳥しんき/エンターブレイン)
第一部完かー。もったいないなあ
 黒髪ばかりの島国で金髪が鬼の様に恐れられている所で、金髪の女の子を押し付けられた配達屋さんの話。女の子が空を飛ぶ乗り物を操れるので島の外へ色々冒険したり。

 基本的にファミ通ブロスだなあと思わせる出来かと。特に燃えも萌えもないけど微妙に面白い。
 しかし恐ろしく何も解決しないまま第一部完で終わってしまったのはエンターブレインの陰謀ですか。書き下ろしがないと全然完結してないっぽいというのも酷い仕様。

 一読はお勧めできますが購買はお勧めできません、と言った感じ。

ちっちゃなアルクの不思議なダンジョン(/右脳遊戯)
「不思議なダンジョン」の名前は誤解生むかと
 呪いで体が小さくなってしまったアルクェイドを救うためにダンジョンに潜る話。ぱっと見タクティクスオウガの死者の宮殿だけど戦闘はどっちかと言うとサクラ大戦。敵の温さも同じくらい。

 敵が少ない割りにマップが広い面があったり。防御力上がる地形でアルク一人が我慢すれば次のターンには敵全員殺せたり。シナリオも短いので少し置いてきぼりでした。何よりハーレム状態の志貴が非常にむかつくのは俺だけでしょうか。

 ま、一番酷い仕様はCドライブに入れないとスタート画面すら表示されないことでしょうか。ヤフーメッセンジャーもDドライブじゃ起動できないんだよなあ。

 お勧めはしないことにします。追加マップでもあればやろうとは思いますが。

とびトウカ(/OHBA堂)
某としたことが
 トウカが悪友であるカルラをぶちころすシューティングゲーム。連撃と称して剣を振っていれば敵を斬らないでも繋がる連打指にやさしくない仕様。久しぶりに右手が震えてます。

 難易度は変えられないので普通のレベルですが、最初は「こんなんクリアできるかい」と思うほどコンボ攻撃がインフレ気味に強力。ラストはボム→ゲージ回収→ボム・・・が永久に繋がるし。武者修行モードはシューティングにあるまじき近接攻撃のみのモードですが慣れるとこっちの方が敵倒すの早かったり。

 あと圧倒的に面が短いことを除けばいい出来です。嗚呼、トウカが行く・・・。

BASARA 全26巻(田村由美/小学館)
文庫版で揃えようかしら
 以前に20数巻まで読んでたんですが今回再び1から読むことに。文明の退化した日本で国取りをする話。

 あー感動した。だいぶ感動した。やはり作者すごいです。中盤から涙が止まりません(言いすぎ)。

 でもこういう信念を貫き通す話ってのは大好きです。悪役も悪いだけじゃないっていうか。サカキとか錵山将軍とか赤の王側においしい役多すぎ。そして1番好きなのは浅葱だったり。いや群竹もハヤトも揚羽もその他大勢も好きなんですが。

 更紗曰く、どこかの大国は一度も自分の土地を戦場にしなかったから強気でいられたという話ですが。もうそんな国はどこにもないんですねえ。それでも十分強気ですが。

 お勧めです。というかかなり強く読みなさいと言いたい。でも俺は持ってませんが。